blogブログ

「インスペクション」とは英語で「検査」や「点検」を意味する言葉です。
よく使われるのは住宅売買などの世界で、物件を点検や精査することを指すことが多いようです。
同じようにホテル業界でも、チェックイン前に客室の不備がないかを確認する作業などもインスペクションと呼ばれていたりします。要するに現状のチェックですね。
点検を行い、問題や不備があれば修理や改善を行う。作ったら作りっぱなし、提供したら提供しっぱなしではなく、常に現状を確認しより良い状態に保っていきましょう、という話です。
とても重要なことで、宿泊施設でお客様が入られる前にお部屋のチェックをしていないところはないでしょう。それくらいに当たり前で重要なことです。
ですが、”観光地”という単位で考えるとどうだろうか。例えば、僕は富山県氷見市の観光協会に属しています。そんな自分は氷見市を観光しているだろうか?県外から来られるお客さんの目線で観光を体験、もっと言えばインスペクションしているだろうか。
宿を作って、料理を考えて、アクティビティを考えて、「はい、どうぞ!」とした後に、冷静にその内容を振り返り、さらなるブラッシュアップができているだろうか。自信を持ってyesとは言えません。
自分が観光に来たとしたら、何があるとさらに良いか?これはなくても良いんじゃないか?そんな視点を持ち続けることが重要なのだと再確認できたのは、
GW最終日に昼すぎから近くの商店街で酒を飲み始め、なんだか観光に来てるみたいだな〜と思えたからであり、そう思わせてくれる、昼から酒を飲ませてくれるお店があるからであり、つまりは感謝、ということです。
-宿屋のおやじ-
コメントを残す